【第5回 PMstyle Private Seminar】 「プロマネ」という素敵な職業

3/9(月)、株式会社プロジェクトマネジメントオフィス(PMstyle)主催のセミナーに参加してきました。
PMstyle主催では、以前「ビジネス書の杜Award2008」 - Nの世界に参加したことがあります。


今回の講師は、國貞 克則さん。次の2冊は有名ですね。
 ・決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)
 ・悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル「悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル」 - Nの世界
私は両方とも読んでいたので、國貞さんの顔(背景、考え方)がイメージしやすかったのもあり話に集中できました。


プログラムは、PMstyle会員向けセミナーにもありますが次の通りでした。

プログラム

1.人生で最もあこがれたプロジェクト・マネジメントという仕事
 (1)あこがれのプロマネ
 (2)プロデューサー型ビジネス
 (3)MBA留学のひきがね

2.プロジェクト・マネジメントという仕事の特徴
 (1)時間が限られた仕事が自分に合っている
 (2)全体を俯瞰し判断する人がいないから失敗する
 (3)プロジェクト・マネジメントは大変な仕事か

3.仕事をとおして次の世代へ何を伝えるか
 (1)仕事の意義
 (2)「貢献」と「創造」
 (3)「三昧」と「フロー感覚」
 (4)「希望」と「勇気」が未来を切り開く

内容については、PMstyleのブログや(【補助線】マネジャーの成果は人を使って成果を出すこと - プロジェクトの「補助線」)メルマガ(【PM養成マガジン】746号)に書いてあるのもありそれ以外について(憶えている範囲で)書きます。


「2.(3)プロジェクト・マネジメントは大変な仕事か?」について
財務3表を例に仕事の基本は次の繰り返しであるから始まりました。

仕事:「1.お金を集める(BS)」→「2.投資する(CS)」→「3.利益をあげる(PL)」(繰り返し)
プロジェクトは、特に最近は時間的制約が大変ですが逆に時間が限られているからこそ面白です。プロジェクトは「2.投資する」の部分だけです。私(國貞さん)が見られてきた中小企業の社長の方々は、1つのプロジェクトが終了すればまた新しいプロジェクトとは行かず、つねに「1.〜3.」を考え社員とその家族を背負っています。
そして、私(國貞さん)自身、プラント、人事、そして現在は業界を問わずコンサルタントを行っていますが、プロマネだからというのはなくどれも仕事は同じだと思います。

國貞さんが経験されているレベルとは比較にはならないですが、私も現在同じように感じています。
私自身、以前はシステム開発をしていましたが、今は違う業界である逆にシステムを自社に導入してそれを活用する立場でプロジェクトに参加させて貰っています。業界の特有なことは当然あるものの、私の周りの方の仕事、そして私自身のプロジェクトも「以前の自分・現在の自分・國貞さんの話」と立体的に捉えてみても大体仕事は同じかなと実感しています。



また、セミナーの事前に國貞さんへいくつかの質問がありました。そのうちの一つ「PMのノウハウ伝播・伝承方法について」。

形式的なマニュアルで伝えられる部分と人間的に伝えないと出来ない部分があると思います。

私(國貞さん)が知っているあるイベント会社でアイデアを出すのは会長1人だけだそうです。そこで、どうにかそのアイデアを出す方法を伝承出来ないかと脳科学や色々なことを調べたのですが、個人の経験・体験からしか出てこないのではないかとなり、それ以来そこのイベント会社では出来るだけ芸術、音楽など色々なインプットを社員に行うことになったそうです。

私は芸術系が弱いのもあり、近年なるべく出かけて観るようにしています。
 ・東京国立博物館
 ・東京のおすすめイベントとおでかけ情報【Lets】レッツエンジョイ東京
 ・
 ・TBS「フェルメール展〜光の天才画家とデルフトの巨匠たち〜」

今年はビートたけしの超訳ルーヴル|日本テレビを観に行く予定です。


これらを観たからすぐに何かを感じられたことはないのですが、これが将来ある時点で過去を振り返ったとき何かに結びつくと頭のどこかに置きながら芸術そのものを楽しんで私もインプット量を増やしたいと思います。