「超!部下マネジメント術」講演会
超!部下マネジメント術-1/3の時間と労力で人が育つ!インストラクショナルデザイン-
- 作者: 石田淳
- 出版社/メーカー: インデックス・コミュニケーションズ
- 発売日: 2009/01/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以前、著者の石田 淳さんについて殆ど知らない状態で講演会に参加する機会がありました。
初めてでしたが、「なるほど」と思わされた内容でした。
それから、石田さんのブログなどをチェックするようになりました。
ブログ | 行動科学マネジメント
今回の本はタイトルに「部下」とあったので
自分には部下がいないのであとで読もうと思っていたのですが、
石田さんの講演が聴けるので迷わず行ってきました。
【講演会の内容(一部)】
「安くて、品質が良く、大量生産できる日本」の進出により
成果主義を導入したアメリカでは次のことが起こったそうです。
・うつ病の増加
・離職率の増加
これは、現在の日本に当てはまることです。
そのような状態にならないためにも、これからの企業には次の2点が求められるそうです。
・非金銭的な報酬
・早期育成
●非金銭的な報酬
企業は、結果だけで人を判断するのではなく、
結果以外の部分(結果にいたる行動など)で報酬を与えていく必要があります。
1.感謝、認知
2.仕事、私生活の両立
3.組織文化
4.成長機会
5.労働環境の改善
●早期育成
企業は、今まで以上に人材育成に時間をかけていられなくなります。
だから、出来ない人をいかにして育てるかが重要になります。
ただし、出来ないのは、能力がないからではなくて教えている方が悪いのです。
(石田さんは、アメリカに行ったときに「絶対変われるからレッテルを貼るな」と言われたそうです。)
教える方は、自分が教わった・体験した方法が正しいと思っているからそのまま当てはめてしまいます。
そうではなくて、誰が行っても出来る仕組みを作って教える必要があります。
でも、そうしたら考える力がなくなるのでは?
そんな事はありません。
基本的な力が備わっていない状態では、応用が効かないからです。
そして、これらを継続的に行うためには「行動分析、計測する」ことが重要です。
たとえば、3年後にTOEICで900点取ろうと思っても、
ただやるだけでは石田さんも継続できないそうです。
だから、まず、1日英語を10分勉強しよう。
そして、結果をグラフ化(縦軸:延べ時間、横軸:日付)しましょう。
人は右上がりのグラフになると達成感を感じるそうです。
この辺は、石田さんの本の内容を書いた方がよいのですが
まだ読んでいないので、いつも本の参考にさせていただいている
「マインドマップ的読書感想文」のsmoothさんのブログを載せておきます。
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51602814.html
最後に、今回の講演会、また以前自分が参加した講演会でも石田さんが紹介されていた言葉です。
名将 山本 五十六
「やってみせ 言って聞かせて させて見せ
ほめてやらねば 人は動かじ」
「話し合い 耳を傾け 承認し
任せてやらねば 人は育たず」
「やっている 姿を感謝で見守って
信頼せねば 人は実らず」