「ラテン語の世界」

ラテン語の世界―ローマが残した無限の遺産 (中公新書)

ラテン語の世界―ローマが残した無限の遺産 (中公新書)

少し前の成毛 眞さんのブログにあったこの本を読んでみました(『ラテン語の世界』 - 成毛眞ブログ)。


そもそも読もうと思ったキッカケは、成毛さんの本の中で(本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫))、「ビジネスマンの場合、あらゆる本を読んで脳のあらゆる部分を刺激させたほうが、仕事に必要な感性が磨けるのである。新しいアイデアは、そこから出てくる。」とありました。
なるほどと思い、しかし10冊同時読書は難しいので、まずは2冊同時(1冊は今までの自分だったら読まない系統の本)で始めました。


・はじめに:ラテン語は、ローマ帝国の言語なのになぜローマ語ではなくラテン語なのか?
これは、ローマを中心としたLatium(ラティウム)地方で用いられたからだそうです。ちなみに、私はサッカーが好きなのですが、イタリアのサッカーチーム・Laizo(ラツィオ)は、このLatiumという地名が変化した名前だそうです。


・p9:英語はラテン語の子孫ではない。
いつの頃からか、私は英語の祖先はラテン語だと思っていたので驚きました。それなのに、英語はラテン語の単語をいろいろな形で取り入れているそうです。


・p68:ラテン語の名詞は、男性、女性、中性の3つに分類されている。
以前、スペイン語を少しだけ学ぶ機会があったのですが、当時はなんで男性、女性なんてあるんだろうと思っていました。ラテン語の子孫だからなのですね。


読んでみたら、そうだったのかと思う内容が色々とあり面白かったです。また、成毛さんのブログ(成毛眞ブログ)を参考にさせて頂きながら、今までの自分だったら読まない系統の本を読んでみたいと思いました。


そういえば、日経ヴェリタスの「ヴェリタス」はラテン語で真理を意味すると書いてありました。
気が付いていないだけで、ラテン語は結構回りにあるのかも知れません。