「グローバル・マインド 超一流の思考原理」セミナー
グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか
- 作者: 藤井清孝
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/01/17
- メディア: 単行本
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「グローバル・マインド 超一流の思考原理」 ~日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか~ 出版記念セミナー アカデミーヒルズ
今年に入りいくつかのセミナーに参加していますが、それぞれ来られる人の特徴を感じます。今回は、コンサルタントの雰囲気を感じ人が多かったです。開始前までノートパソコンで仕事をしている人も見受けられました。最後の質疑では、大体の人が自分の業種を言っていましたがやはりコンサルの人が多かったです。
セミナーは、「正解のない時代の処方」というタイトルで2部構成の話でした。
藤井さんのキャリアの話なので内容が幅広かったのと、本をセミナーのあとから読んだのもあり全然まとめきれていないです。でも、書かないと忘れてしまうので少しだけ。
1部は、自己紹介について。
自己紹介の中で、本にも書いてありますが日米主要企業のビジネスモデルの話がありました。
フォーカス企業の次の一手――プラットフォーム戦略
一点豪華主義でやってきたこれらの企業はさらに進化し、次にプラットフォーム戦略を採り始めた。これはコアの機能を押さえたハードやソフトの横串企業がお互いに連携して一つのプラットフォームをつくり、インターフェースを標準化したうえで、さらにそれをオープンにした。その結果、そのインターフェースを採用する周辺部品メーカーが増加し、結果的に健全な競争を伴う周辺市場が拡大したのである。
プラットフォームを支配する企業群は、超高収益企業でもある。彼らの営業利益率は20〜40%を誇る。それに対して垂直統合型の日本企業は、軒並み5%程度だ。要素技術の差はないのに、ビジネスモデルの構築とそれによる新しい市場のとらえ方によって、かくも収益性が変わるのである。(p.111)
縦軸:営業利益率(10〜40%)、横軸:従業員(10〜40万人)としたグラフでの日米企業の位置(2007年のデータの場合)。
日本企業
左上:「任天堂」
右下:「Toyota」「Panasonic」「Sony」(ただし、「GE」「IBM」より下の位置)
米国企業
左上:「Microsoft」「Google」「Apple」「Intel」「P&G」「Disney」
右下:「GE」「IBM」
常識なのかもしれませんが、私はセミナーでこのパワーポイントの表を見て驚きました。
「すり合わせ型」の日本と「モジュール型」米国。人生儲かることが全てではないにしても、世界で生き残って行くためには何が重要なのかを考えさせられました。
2部は、皆さんへのメッセージとして次の内容を挙げられていました。
・情熱は成功の源泉
・退路を断つと道が開ける
・人との出会いで運命が変わる
・人に頼らず人の為に生きよう
・正解のない世界に慣れよう
・英語は人生の選択肢を飛躍的に増大させる
たまたまですが最近になって英語を1日10分くらいですが始めました。今すぐ海外とやり取りをしなければならないわけではないのですが、さらに続けようと思いました。
また、「グローバル・マインド」を読み終えたら、以前読んだシリコンバレー在住30年の天野 雅晴さんの本(自分をグローバル化する仕事術)を思い出しました。「グローバル・マインド」の本とセミナーの内容がまだ消化出来ていないのですが、あわせて考えをまとめたいと思いました。
- 作者: 天野雅晴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: 単行本
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