オンラインビジネスセミナー「一休.com」

オンラインビジネスセミナー 不況に強い!「一休.com」のビジネスモデルの秘密 〜ECサイト最強ブランドの成長の軌跡と今後の展望〜
日時:2009年05月26日 (火) 19:00〜21:00


・ゲストスピーカー:森 正文(株式会社一休 代表取締役
 ホテル予約・旅館予約[一休.com]
・モデレーター:神原 弥奈子(株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役
 http://blog.news2u.co.jp/archives/2009/05/27_002435.html

一休のビジネスモデル〜ネットとホテルの融合〜
 1.会社設立
 2.森さんの考え


1.会社設立
1986年4月:日本生命保険相互会社に入社。
1998年4月:会社設立。
最初の事務所の場所は、たまたま見つけた場所である事務所が入っていたけれども大きくなり移転したから、あなたも入ったら大きくなるのでは?と言われ決めたとか。ちなみに、藤原 紀香さんが所属していた事務所だったそうです。
しかし、先に会社を設立し事業内容は考えていなかったそうでいろいろと大変だったそうです。

そんな中、アメリカでネットビジネスが盛り上がっているのを知りeBayに一緒にやらないかとMailしたそうです!
1通目はやんわりと断られそうです。しかし、さらに2通目を送ったそうです。でも、内容は変わらずそのかわり、「いいことを教えてやると、先にやったモノが有利になる」と。


そこで、日本生命時代の同僚から4,000万円(40人×100万円)を出資してもらいホテルのオークションを開始。
ちょうどヤフーオークションと同じ時期だったようです。しかし、当時は部屋を出品してもらう形式だったようですがこの形式はかなり大変だったそうです。

そこで、色々な人に何が良いかと聞いていると「高級ホテルに特化」したらどうかと言われ、それは良いかもと思い「高級ホテル」に方向転換。とはいえ、森さん自身はホテル業界に詳しくなかったため大都市で有名どころに直接営業に行かれたそうです。わからない場所ではタクシーの人に聞いてホテルまで行き、事業内容を説明し即決をお願いしますと。ダメならライバルの○○へ行きますから!(実は、相手の立場というよりは会社の状況が良くないから自社の立場だったそうです。とにかく早くたくさんのホテルと契約をする必要があったそうです。)


人(特に年上の人)に何故か良くしてもらうことが多く、また、設立(行動)したタイミングが良かった。そして、苦労をしたのはここまでと森さんは話されていましたが、それを引き寄せることができたのは森さん自身が持っている・考えているものに周りの人が共感したからだと思います。



2.森さんの考え

・自分の理念:ネット企業に染まりたくない。自分自身でAmazonは利用するがそのほかのサイトはほとんど使ったことがないそうです。また、ITについては詳しくないそうです。
・モデル:すべてを取りに行かない。
キャッシュフローの重要性:経営者として常に最悪の事態(いつでも撤退できる)を考えている。
・会社=お客様:従業員、株主などが変わってもお客様がいれば大丈夫。だから、会社はお客様のもの。
・従業員との考えの相違:会社が大きくなり従業員との考えにずれが生じるようになった。そこで、京セラの稲盛さんがパートにまでB/Sを公開していたように経営状況を可視化することで従業員と考えの共有を図っている。


終了後、神原さんと少しお話をさせて頂くことができました。
講演の中で、森さん自身が最初にこのような講演会は苦手で基本は出ないと話されていましたが、本当に出られない方なので神原さんの周りの方々も驚いていたと伺いました。

とても、貴重な時間と空間を共有させて頂きました。


次回は、6/16(火)「価格.com
http://blog.news2u.co.jp/archives/2009/05/29_002437.html


また、私以外の視点はこちらから。
http://blog.news2u.co.jp/archives/2009/05/27_002435.html
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