日経ヴェリタス 2009年10月4日号

日経ヴェリタス 2009年10月4日号

日経ヴェリタス 2009年10月4日号

日本板硝子社長・チェンバース氏に聞く
「日本の商習慣、国際展開適さぬ」
人事評価、リストラ、在任1年余りで痛感した溝 (14面)


「今回のような小が大をのむ買収では、海外(ピルキントン)の社員にすべて日本と同じようにやってもらうわけにはいきません。
(中略)
「例えば海外の社員全員に日本語を学べというのは非現実的です。コミュニケーション言語はむしろ英語であるべきでしょう?逆に板硝子の生産工程で優れている点は海外の生産現場に移植、導入しました。
(中略)
世界全体全体で仕事の進め方を統一するなら、人事評価も世界全体で統一しなければなりません。
(中略)
何しろ最初は、この国の人事制度や商習慣がこれほど国際展開にそぐわないものだとは思っていなかったのです

「グローバル・マインド」実践講座シリーズで、色々と話を聞く機会がありましたので分かっていたつもりでしたが、日本人ではないチェンバース氏の上記の最後の一文は特に重みがありました。
雇用の常識「本当に見えるウソ」の中で、「日本型雇用崩壊の噂を検証する」という内容がありましたが、検証結果の内容が今回の内容と繋がり、その内容の意味が少し分かった気がしました。