プロ・ヘッドハンターが教える仕事ができる人のひとつ上の働き方
プロ・ヘッドハンターが教える仕事ができる人のひとつ上の働き方 これが出世、年収、キャリアを左右する!
- 作者: 兼本尚昌
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2009/06/27
- メディア: 単行本
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ポイント:継続性(≒再現性≒実践、思考法、行動特性の積み重ね)
以前、ヘッドハンターの岡島 悦子さんの本も読みましたが、構成は本田 直之さん、鎌田 浩毅さん、鮒谷 周史さんの部類に近い感じです。
「誰しも意識し努力すればできそうな」ことの実践、思考法、行動特性の積み重ねがその差を分ける大きな要因となっている(p.002)
CHAPTER 01 仕事ができる人のひとつ上のマインドセット
01 何が何でも一番になる努力をせよ
スポーツの世界でもまったく同様で、オリンピックで金メダルを獲得した北島康介さんや荒川静香さんの名前は覚えていても、銀メダルや銅メダルの選手の名前は覚えていませんし、ましてや四位以下の選手の名前などはほとんど記憶に残ることはありません。
たとえその差がどんなにわずかなものであったとしても「一番」と「それ以外」の間にはとてつもなく大きな差が生じることになるのです。(p.013)
CHAPTER 02 仕事ができる人のひとつ上の働き方
20 PDCAではなくSIDAでいこう
・S(Sense)感じる
・I(Interpret)理解する
・D(Deside)決定する
・A(Action)実行する私は、PDCAは目標達成を繰り返しながらのステップアップに便利であり、SIDAは環境の変化に即応しながらのステップアップに便利だと思っています。
ポイントは「S」、つまり感じることです。
(中略)
たとえば世界同時不況の原因となったアメリカのサブプライムローン問題ひとつを見ても、「S」の重要性がよくわかります。
(中略)
P・ドラッカーが、こんな指摘をしています。
「外の世界における重要なことは、趨勢ではない。変化である。この外の変化が、組織とその努力の成功と失敗を決定する。しかも、そのような変化は、知覚するものであって、定量化したり、定義したり、分類したりするものではない。分類によって数字は得られるが、そのような数字は現実の状況を反映していない」(『経営者の条件』ダイヤモンド社)
変化は、もはや手遅れという時期にならないと定量的な形では入手できない、だから知覚する必要がある、といわけです。(p.072〜074)
CHAPTER 03 仕事ができる人のひとつ上のパフォーマンス・アップ術
33 「代わりのきかない人」を目指せ
大切なのは「その人にしかできない仕事」をしているかどうかなのです。
(中略)
仕事をするというのは、付加価値をつけることであり、高い付加価値をつけることができるひとだけが、ひとつ上の働き方の出来る人なのです。(p.116、117)
CHAPTER 04 仕事ができる人のひとつ上のキャリアアップ術
42 「管理だけの人」はアウト
上に立つ人間が「それは僕の分野ではないから」「現場に任せているか」と言うようでは、企業は強くなりません。現場から離れることイコール「偉くなった」ことと勘違いせず、現場への関心を持ち続けることが個人を伸ばす上で最も大切なことなのです。(p.148)
CHAPTER 05 仕事ができる人のひとつ上のキャリア・サバイバル術
51 あなたのビジネス・バリューは日々変化する
世の中や業界、企業、そして自分がやっている仕事について常にウォッチしておくことが必要なのです。(p.177)