「ビジネス書の杜Award2008」

少し前の話ですが2/4(水)、ビジネス書の杜Award2008に行ってきました。

「ビジネス書の杜」とは、ビジネス書からマネジメントエクセレンスを取り出してお伝えするブログです。その中で、昨年12月に発売されたにも関わらず2008年のもっともすばらしかった本に、この本が選ばれました(http://people.weblogs.jp/books/2009/02/award2008-a5cd.html)。

そして、この本の著者である佐々木 直彦さん(http://media-forum.com/)がこの本が出版に至る過程などを話してくれました。


●佐々木さんのキャリアの話
50才とは思えない若々しさでした。しかし、話し方は淡々と、そしてその中身は重みがありました。
最初はリクルートに入られたそうです。そして、ある機会で営業に異動。その営業では引き継いだ案件の内容が悪く、実質売り上げが一番悪かったそうです。しかし、ここで佐々木さんは色々と考えられ何と売り上げ一番になったそうです。そして、35歳で独立されたそうです。


●今まで行ってきた事例の一部(人材の採用・定着・早期戦力化)
 ・いい人材が採用できない
 ・人が辞める(3年目までに18%)
 ・人事部縮小、予算減
 ・現場から即戦力要求

 ある企業で取り組んだ結果、3年目までに辞めた人は、0/47(人)だったそうです。いまどきの若者は、「切れる、落ち込む、ふさぎ込む」。しかし、すごいパワーを秘めているそうです。石田 淳さんと同様に、やり方次第で変えられる良い事例ですね(「超!部下マネジメント術」講演会 - Nの世界)。


●参加者に質問(メダカを食べなくなったカマス
1つの水槽にカマスが1匹とメダカが沢山入っています。ただし、水槽の真ん中に透明な板で仕切られ、カマスとメダカが分かれて入っています。カマスはメダカを食べようとするのですが、仕切りにぶつかってしまいます。何度か繰り返しているうちに、カマスは諦めてしまいました。その後に、仕切りをとってもカマスはメダカを食べようとしません。

さて、あなたならどのようにしてカマスにメダカを食べさせますか?

そして、偶然に私にも意見を聞いてくれました!
ただ、案が全然出てなくて少し沈黙してしまいましたが何とか案を発言できました。

ここでは、正解はなく色々な意見を出す事が重要でした。マインドマップもそうですね(「マインドマップ会議術」 - Nの世界)。


話の後半は、書籍でも触れている事例の内容とのことでしたが、前半の佐々木さんのキャリアの話が個人的には参考になりました。他にも色々とありましたが、まだ本を読んでいないので読んでから再度まとめてみたいと思います。