「世界がわかる理系の名著」

世界がわかる理系の名著 (文春新書)

世界がわかる理系の名著 (文春新書)

成毛さんのブログに紹介されていた本を読みました(『世界がわかる理系の名著』 - 成毛眞ブログ)。あとで読もうと思ってリストアップはしていたのですが、時間が空いてしまい自分の中では急遽読むことになりました。最近になってようやく本を読み始めた私は14人の科学者について大した知識もなかったのですが楽しく読めました。

家屋のみならず一生困らない財産が自分の物になることを知っているダーウィンには、たいして興味のない医学を学び続ける気力が出なかったらしい。困り果てた父親は、ダーウィンを牧師にしようとケンブリッジ大学へ送り込む。
ところが、誰もが驚くことに、このケンブリッジ大学ダーウィンの目が輝きだしたのである。(p.11)

既成の詰め込み教育が彼のような人間には功を奏さない実例でもあるのだが、逆に彼のような人間は、興味さえあれば、いかに根気のいる作業でも乗り越えてしまうものである。(p.19)

人のタイプにもよるのでしょうが、ダーウィンでも「人にやらされている」のではなく「自分がやっている」でないと物事は続かないのですね。

アインシュタインは、自分に合わない科目はバッサリと切った。それが、アインシュタイン劣等生説の真実なのである。(p.159)

アインシュタインですら自分の時間を物理学に特化させて成果を出したのに、私は本当に自分に必要だと思っているモノに時間を投資し出来ているだろうか?