「世界がわかる理系の名著」
- 作者: 鎌田浩毅
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/02/20
- メディア: 新書
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家屋のみならず一生困らない財産が自分の物になることを知っているダーウィンには、たいして興味のない医学を学び続ける気力が出なかったらしい。困り果てた父親は、ダーウィンを牧師にしようとケンブリッジ大学へ送り込む。
ところが、誰もが驚くことに、このケンブリッジ大学でダーウィンの目が輝きだしたのである。(p.11)
既成の詰め込み教育が彼のような人間には功を奏さない実例でもあるのだが、逆に彼のような人間は、興味さえあれば、いかに根気のいる作業でも乗り越えてしまうものである。(p.19)
人のタイプにもよるのでしょうが、ダーウィンでも「人にやらされている」のではなく「自分がやっている」でないと物事は続かないのですね。
アインシュタインは、自分に合わない科目はバッサリと切った。それが、アインシュタイン劣等生説の真実なのである。(p.159)
アインシュタインですら自分の時間を物理学に特化させて成果を出したのに、私は本当に自分に必要だと思っているモノに時間を投資し出来ているだろうか?