ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場

ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場

ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場


作者のフィリップさんがハーバード・ビジネス・スクール(HBS)に在学した2004〜2006年にかけて書いていたり考えていたりしたことをまとめた内容です。
HBSでは確かに色々と学ぶものはあったが、それはどうなんだろう?という内容がたくさん書かれている。例えば、MBAが欲しいのはマイクロファイナンスがしたいからだと書いておいて、実際は投資銀行に就職しようとしている人が多くいる。そして、数年は給与のためにと耐えて働く。HBSの卒業生が来て話す内容は幸せと感じるには遠い内容であった。

「クラス・オブ・1965」で金融アナリストのレイ・ソイファーは、アメリカ株式市場とハーバードMBA卒業生が金融業界に就職する関係について、調査を続けていた10パーセント以下は長期買い、30パーセント以上は長期売りの兆候だった。そして、「クラス・オブ・2006」の選択は、株式市場がまもなく暴落することを告げていたのだった。(p.450)

私は、実際の調査の内容は見ていませんが株式市場の結果は・・・。

― デヴィト・ゲフィン ―
「カネさえあれば幸せにになれると考えているのは、カネのないやつだ。


― P.J キム ―
(1)振り返ってみれば、大きなことは小さく見え、小さなことは大きく見える。
(2)他人と自分を比べていては幸せになれない。
(3)自分が手にしているものが自分のすべてである。だれもあなたを助けてくれない。


― ハンク・ポールソン ―
(1)目先の損得にとらわれないこと。
(2)どんな仕事が自分にふさわしいかについて、自分に正直であること。
(3)自分の道徳的指針に忠実であること。
(4)仕事と私生活の適切なバランスを維持すること。


作者のフィリップ・デルヴス・ブロートンさんと岩瀬 大輔さんの出版講演会についてはこちら。
ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場 - Nの世界