勝ち馬に乗る!

勝ち馬に乗る! やりたいことより稼げること

勝ち馬に乗る! やりたいことより稼げること

  • 作者: アルライズ/ジャックトラウト,高遠裕子
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今でこそアメリカは生き馬の目を抜くフリーランス王国になりつつありますが、かつては終身雇用制もめずらしくない「古き良き」アメリカがあったのです。1970年代後半頃から、今の日本のように企業倒産、M&Aやリストラが頻繁に起きたことにより、当時の若者の「キャリア」に対する考え方も変わりました。
日本でも「個の時代」と言われはじめて久しいですが、現在、まわりを見渡してみるとどうでしょう。少し前のアメリカの論文を読むと、昨日書かれたのではないかと思われるほど今の日本と状況が似ていることがあります。構造不況、企業倒産、M&A、リストラ、企業不正、公務員志向・・・・・・。さらにインターネットの出現により、なにもかもが早くなったように感じる。もはや海外の状況は対岸の火事でも隣の青い芝生でもないのです。日本にも「個の時代」は目前まで来ています。(p.227)

最後の方に書いてある和訳の高遠 裕子さんの内容です。そして、石田 淳さんも講演会などで話されている内容です。
「超!部下マネジメント術」講演会 - Nの世界

民主的で平等な社会では、成功への王道が忘れられている。重要なのは、何を知っているかではない。誰を知っているか、なのだ。(p.012)


自分ひとりの力で成功することはできない。他人の力があってはじめて成功できる。だからこそ、自分以外の人に目を向けなければいけないのだ。(p.017)


人間には、何かになりたいと思うタイプと、何かをしたいと思うタイプがある。何かになりたいと思うタイプは、医者や弁護士、歯医者といった肩書きと、それに付随する権限を欲しがる。一方、何かをしたいと思っているタイプは、一生をかけて何かを成し遂げたいと思っている。(p.019)

自分の分野に対して知識(知っている)レベルではなく、知恵(必要なときに使うことができる)レベルでなくてはならない。そして、そのレベルにあることを誰(他人)が知っているかが重要ですね。